僕には色々複雑な理由から現在
YUという義理の弟のようなやつがいる。
これを世間一般に縁というんだろうけど、
世間一般からしたら非常識を形にしたようなやつ。
けど小さい頃の可愛い時代を知ってるだけに無下に出来ないやつ。
そいつとの会話に溜息は付き物
そして今回もいつも通り。
正月にお金は無いのに東京に行くらしいのだが…
では問題です。
「何をしに行くのか?」
正解は
「不良に喧嘩売ってこーわい!」
らしい・・・⁉
ハァ~
絵に描いたような溜息しか出ない
同じ年の頃、縁あってオーストラリアで同じ年のYU君と知り合った。
YU君とバーに行く時は大体
薄暗い店内でコロナビールを飲みながらビリヤード。
ここまではYU君以外でも良くある風景。
YU君が違うのはビリヤードで金を賭ける事。
しかもそこそこの額を
しかも初対面のオージー達と。
高知弁丸出しのボウズだがやたら上手い。
実際YU君が負ける所を僕は見た時がない。
日本でプロプレイヤーとして活動してたらしく
打ち方やエイトボールの勝ち方
プールについて色々教えてくれた理屈っぽい渋みがある同級生。
日本でも何回か合流するメンバーの1人。
YU君はマーメードビーチの綺麗好きなら敬遠したくなるような
汚く怪しい平屋みたいな所を4人の日本人サーファーでシェアしてた。
レントが安くて海が近いのが決め手らしい。
後1人いるが現在は日本に一時帰宅してるようだった。
プリンセスプラザのメンバーがシティなら
マーメードのメンバーはドッグタウンのような感じ。
しかし、みんな年が近い事もありウマはめちゃくちゃあった。
集まりば酒の量と話しは尽きなかった。
これから何をするのかとか?
何故オーストラリアに来たのかとか?
セックス&ドラックから
政治、カルチャーまで色々なディスカッションをした。
その中で最年少のゆう君は考え方は理屈っぽく大人ぶってた(笑)
ゆう君的には1年間遊んで帰ったら
彼女と結婚して真面目に働くつもりの
最後の休暇でオーストラリアに来たみたいだった。
他のメンバーもサーフィンをする為、
英会話できるようになる為とか色々な理由を話していた。
かくいう僕はと言うと
選択肢の中の1つで、何となく来た感じだった。
結構はぐらかしてた覚えがある。
そしてもう1つ確実に覚えてる事がある。
出国前ツレにこう言っていたのだ・・・
「向こうのヤンキーシバいてこーわい」
ハァ~
漫画のような溜息しか出ない
(次回へ)