39´sファイル

どーでもいい最高の思い出話し

劇場~4人集まりました~

初めての海外生活。

清々しい空気の奥に広がる青い空

パノラマワイドな映画のワンシーンのようなビーチ

通り過ぎる人達の楽しそうな笑顔

兎にも角にも全てが新鮮で心浮かれてた。

敬語を使えなかった僕は

「英語って楽やん」←敬語が無いと思ってた笑

周りの発言や視線に敏感になってた勘違いな僕は

「気ぃ張らんで楽やん」と

自分でも気付いてなかった順応能力が覚醒!

大学の授業にも行かず門真の雑居ビルで

危ない人達相手にアルコールと煙に流されてた

卍的で内向的しかし攻撃的思考な

天パ金髪のくずヤンキーpowpow

それが1夜にして変われたのである。

いや、変わったのである。

ローマは700年もかかったのに・・・

オードリーとグレゴリーみたく

素敵な恋が始まった訳でもなく。

アルマゲドンのような

絶望の中で感動的な出来事が起こった訳でもない。

何か特別な事があった訳ではない。

ただこれから一緒に暮らすメンバーと話しただけ。

世界のどこかで同じ経験をした人いるのかな?

 

変わらずの爆音にノリノリながらフラフラで

まだ人が溢れてるエントランスを後に

海外生活のアジトへと向かった。

ルークと共にアジトに着くと

ミッチーが出迎えてくれた

もう1人見知らぬ男がソファーに座ってた。

後1人のルームメイトの「ヒロ」だった。

ボブ・マーリーを和製にした感じのナイスガイ。


f:id:shusaku14:20210615013657j:image

ボックスの白ワインをテーブルに置きながら

「じゃあパーティー始めようか」

「オーストラリアにようこそ」

頭の中でまだ回ってる爆音の余韻に

イカれたスノーボーダーのミッチーが放った

ドラマチックなセリフと4つのグラスが重なった。

次回へ